ヨシノの日記

高専/ロボコン/編入

高専の授業~座学~

 私は現在、高専の5年生です。高専は中学校卒業後に入学し、5年間通います。高専は高等教育機関であり、高専卒業時には大学卒業生と同等の能力を持っているとされています。そんな高専の授業はどんなものなのでしょうか。

 

 

高専の授業~座学~

高専とは

 高専については別記事でどうぞ。

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高専のカリキュラム

 高専は、卒業時には大学卒業と同程度の能力を持っている人材を早期育成することを目的としています。中学校卒業後に入学し、大学2年生の年代に卒業します。ここで疑問が生まれます。普通は高校3年+大学4年の計7年かけるものを、どうやって5年で終わらせているのかということです。これは、簡単です。

 普通、大学に進学するためには普通科高校に進学します。普通科高校では、センター試験や模試の勉強をする必要があります。この場合、理系に進むことを決めている人も文系科目を勉強する必要がありますが、大学では理系に進む人は、そんなに文系科目を勉強する必要はありません。つまり、高校→大学と進む人は余分に文系科目を勉強する必要が出てきます。もちろん、この分が無駄とは言いませんが、効率は良くないと思います。また、高専は5年間通いますので、カリキュラムを分けやすいというメリットがあります。大学で学ぶ内容も高校2年生の年代で勉強していたりします。これが、短期間で能力を身に付けることができる理由です。

 

具体的な内容

 では、具体的には何を勉強するのでしょうか?これは主に二つに分けられると思います。

①一般科目

 一般科目は、一年生から学年が上がるにつれて減っていきます。具体的には、国語、数学、歴史、倫理、音楽、生物、物理など多岐にわたります。この中でも、数学は学年が上がっても授業があります。低学年で数学Ⅰ、数学Ⅱを終わらせ、線形代数微分積分までは2年生で終わらせると思います。応用数学は3年、4年で勉強します。意外にも国語も高学年まで授業があります。これは、就職時のエントリーシートやビジネスマナーなどを勉強するからです。他の、歴史、倫理、音楽、地理などは1年間ほどしか勉強しませんし、高校受験の内容とはかなり違います。生物、物理などは科目名が変わって高学年で専門科目として勉強します。例えば、物理なら量子力学、電磁気などです。

②専門科目

 専門科目は一般科目とは逆で、学年が上がるにつれて増えていきます。具体的には学科によると思いますが、一般科目を基礎に、内容が高度になってきます。この専門科目で勉強したことを元に、実験や卒業研究を行います。これについては後日追記します(高専の授業~実験~ - ヨシノの日記)。私は一般科目の文系科目が嫌いだったので、学年が上がって勉強が楽になりました。よく考えて入学しないと、ここらへんで単位を落としたり、留年する人が出てきます。

 

授業形態

  ここまで内容について説明しましたが、授業はどんな感じで進めるのかを説明したいと思います。高専の授業は基本的にクラスで授業形式で受けます。大学などの講義とは違い、自分達の教室に先生が来て授業をします。選択科目も一部ありますが、多くはないです。授業形態は大学より高校といった感じです。選択科目は学年が上がるにつれて増えますが、本当に少ないです。

 

 

 以上、高専の授業についてでした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専の授業~実験~についてはこちら

高専の授業~実験~ - ヨシノの日記

 

高専の寮について

 私は現在、高専の5年生です。高専は中学校卒業後に入学し、5年間通います。高専は各都府県に1校ほどしかないため、県内外から学生が集まります。そのため、各高専には寮が設置されています。私は高専の寮に1年生から3年生まで入っていました。今回はそんな私の経験をまとめようと思います。

 

 

高専の寮

高専とは

 高専については別記事でどうぞ。

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高専の特徴

 高専の特徴についても別記事にて。

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高専の寮のメリット

①通学時間を節約できる

 これが一番だと思います。私もこれを理由に寮に入りました。やはり毎日学校に通うとなると、通学時間は勉強にも部活にも影響があります。忘れ物をしても寮に取りに帰ることができるのはなかなかの魅力です。寮に入っている多くの人はこれが理由だと思いますが、他にもメリットはあります。

②友達をつくりやすい

 入学式のときに痛感しました。通学生が初めて顔を合わせるのに対し、寮生は同じところに数日一緒に暮らしている訳なので、仲の良さが違います。その後も、通学生同士はあまり顔を合わせる機会はないのに対し、寮生同士は頻繁に顔を合わせるので、部活・学科外の友達もできます。

③過去問・過去レポートが手に入りやすい

 寮生は通学生と違い、上級生とのつながりがあり、過去問や過去レポートを手に入れることができます。また、直接先輩にもらうことが出来ずとも、先輩からもらったデータを友達からもらうこともできます。高専において過去問や過去レポートは非常に貴重な存在なので、寮に入ったら手に入れるようにしましょう。

 

高専の寮のデメリット

①常に部屋に誰かいる

 これは人によると思います。私はこれが苦手で寮を出ました。寮は場合によりますが、一部屋2人以上です。学年が上がれば一人一部屋ということもあるようですが、低学年のうちはまずないです。つねに誰かといる方が楽しいという人は気にしなくていいと思います。

②点呼がある

 当たり前ではありますが、点呼があります。朝、無駄に早く起きる必要があったり、夜も点呼までに寮に帰っておく必要があります。はっきり言ってめんどうです。

③上下関係が厳しい

 これは寮によると思いますが、上下関係が厳しい寮が多いと思います。上級生に会うと立ち止まって挨拶をする必要があります。ただ、学年が上がるとその必要もなくなるので、途中から入るのはありかもしれません。

 

 

以上が高専の寮についてでした。ちなみに、バイク通学は可能で、4年生からは車通学も可能です。私は1年生から3年生まで寮に入っていましたが、4年生からはバイクで通っています。人によっては、毎日修学旅行の夜みたいで楽しいという人もいます。

 

 

 以上、高専の寮についてでした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専の魅力

 私は現在、高専の5年生です。高専は中学校卒業後に入学し、5年間通います。そんな高校でも大学でもない高専の魅力について解説します。

 

 

高専の魅力

高専とは

 高専については別記事でどうぞ。

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高専の特徴

 高専の特徴についても別記事にて。

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高専の魅力

 高専の特徴から、いくつかの長所があります。

①就職に有利

 こちらも別記事にまとめていますが、就職に非常に有利です。高専生への求人倍率が高い理由 - ヨシノの日記で詳しく説明しています。求人のある企業に対しては学校推薦が使えます。学校推薦を使えば必ずではないですが、かなりの確率で内定が決まります。また、授業でもエントリーシートの書き方などを習うので、就職する環境が整っていると言えます。

②遊べる

 大学と似ていることから、遊びまくりです。バイトOKなのでバイトでお金を貯め、長い休みに旅行に行ったりできます。大学は4年目に就職か進学かの準備をしますが、高専は5年間通うので1年間長く遊べます。また、①に書いたように就職も簡単にできるので、就活もすぐに終わります。私はこの道は選びませんでしたが、こういう道もありだと思います。

③やりたいことができる 

 これが一番の魅力だと思います。夏休みが長いこと、センター試験を受ける必要がないことから自分のやりたいことができます。私の知人には、夏休みを使って海外に留学した人や、何かを極めた人や趣味を謳歌した人がいます。例えばゲーム開発がしたいなら、学校で習ったことに加え、こういった期間を利用して、自分のスキルアップができます。また、違う学年の人が普通にいることから、休学などをしても先生が対応してくれます。なので、長期の留学をすることもできます。休学をしても、留学などの理由があれば就職などで不利になることはありませんし、むしろ有利になります。

 

以上の3つが高専の魅力だと思います。私は③が一番の魅力だと思いますし、私はそうしてきたつもりです。ただ、①や②も十分な魅力です。こういったことがある人は高専をお勧めします。

 

 以上、高専の魅力でした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専の特徴

 私は現在、高専の5年生です。高専は中学校卒業後に入学し、5年間通います。同世代の中で高専生の占める割合というのは非常に少ないと思います。そんな高校でも大学でもない高専とは何なのでしょうか?

 

 

高専の特徴

高専とは

 高専については別記事でどうぞ。

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高専の特徴

 高専は一般的に、高校+短大のような扱いです。

①自由

 校則が緩く、基本的に自由で大学とほぼ同じです。服装も制服はありません。また、髪を染めたりも自由です。バイク通学も認められています。もちろんアルバイトも自由にできます。

②先生は教授

 高校のような先生ではなく、大学博士課程を修了した人が先生です。大学の先生と同じです。かなり頭がいいです。また、異動があまりないです。

③休みが長い

 ①、②から、休みは基本的に大学と同じ期間です。高校に比べると長いと思います。夏休み、春休みが特に長いです。

④容赦なく留年させられる

 これも大学と同じで、単位が足りなければ容赦なく留年させられます。試験の点数が一点でも足りなければ単位は出してもらえません。留年しない方法はこちら(高専で留年しないためには? - ヨシノの日記)。

⑤授業は高校と同じ形式

 授業は大学と違い、あらかじめ決められた科目を履修します。一部は選択できますが、基本的には決められた科目を履修するので高校と同じ感じです。

⑥年上が普通にいる

 これはある意味高専特有かもしれません。④で説明したように留年生が普通にいますし、別記事で説明したように留学生はみんな年上です(追記予定)。ただ、⑤のようにクラスがあるため、関わる機会は多いです。

⑦卒業後は進学or就職

 全体的に就職の方が多いですが、進学も可能です。卒業時には大学と同レベルの能力を持っているらしいです。

⑧進学は編入学

 5年生で卒業ですので、大学2年と同じ年齢で卒業します。そのため一般入試とは違い、編入試験を受けることになります。編入試験は一般入試とはかなり違います。詳しくは大学編入試験体験記 - ヨシノの日記へ。

⑨就職は有利

 大卒並の能力を持ち、大卒より安い給料で雇えることから、就職は圧倒的に有利です。大手企業に簡単に就職できます。詳しくは高専生への求人倍率が高い理由 - ヨシノの日記へ。

 

 

 以上、高専の特徴でした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専生が語る高専女子

 私は現在、高専の5年生です。高専は工学系の学校であり、女子が非常に少ない傾向があります。そんな環境にいる女子、いわゆる高専女子はどんな人なのでしょうか。私含め、解説したいと思います。

 

 

高専生が語る高専女子

高専とは

 高専については別記事でどうぞ。

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高専の女子率

 最初に説明したように、高専の女子率は非常に低いです。詳しいデータは見つけられませんでしたが、志望する高専のホームページで調べることができると思います。ただ、高専によっては女子が多い学科があるこもとあります。女子が多い学科は、生物系が圧倒的に多く、次に建築、情報系が多いと思います。ただ、こういった学科がある高専は珍しいので、やはり全体的に女子率はかなり低いと思います。

 

3種類の高専女子

 高専の女子は大きく3種類に分けられると思います。男子もですが、下の3種類に分けられます。ちなみに私は②になりたい③です。

 ①大学生っぽい高専女子

 よく自撮りとかしている、THE 大学生みたいな高専女子です。要領がよく、何事も上手くこなしています。友達も多く、過去問なんかも共有しているようです。彼氏持ちが多いです。人生楽しんでいる感じです。

 ②意識高い高専女子

 あまり人と群れず、かといって友達がいないわけでなく、何か目標をもっている女子です。勉強もですが、他にも得意なことがあり、目標に向かって努力しています。高専女子の意識高い系は本当に優秀です。尊敬します。

 ③おとなしい高専女子

 アニメやゲームの話をしている、いわゆるオタク系女子です。あまり積極的に人と関わることはありませんが、話しかけると結構話しやすかったりします。オタク女子はあまり多くはないと思うので、そういう人たち同士で集まって会話できる環境は貴重な気がします。

 

全体的に

 全体的に高専の女子同士の結束は強いです。いつも一緒にいるわけではありませんが、クラス内、部活内、寮生内の結束は強いです。男子ばかりの環境の中なので、やはり結束は強くなるようです。

 

 

 以上、高専生が語る高専病でした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専生が語る高専病

 私は現在、高専の5年生です。高専には"高専病"というものがあるという話が有名です。今回は、高専生の私が高専病についてまとめます。女子の高専病と男子の高専病があるらしいですが、男子の高専病について説明します。

 

 

高専生が語る高専病

高専病とは

 高専は工学系の学校であり、中学校卒業から5年間通う学校です。ほぼ全ての都道府県に1校以上存在します。寮もあるため、中学校卒業と同時に寮に入る人もいます。工学系のため女子の数が非常に少なく、寮生がほとんどのため非常に閉鎖的な空間であると言えます。そのため、現実の女子ではなく、別の"何か"に情熱を注ぐ人が増えます。これが高専病と呼ばれるものです。"何か"はレベル分けされるらしいです。特に、寮生や部活に女子が少ない部だと多いと思います。

 

高専病のレベル

 高専病にはレベルがあるという説明をしましたが、明確に分かれているわけではありませんし、個人の考え、噂が多く含まれています。

 

レベル① 女子がみんな可愛く見える

 これは男子校あるあるなのかもしれませんが、女子が少ないと誰でも可愛く見えてしまうらしいです。誰でもというのは言い過ぎかもしれませんが、可愛く見えるレベルはかなり下がるらしいです。

レベル② アイドルオタクになる

 レベル①を過ぎると、アイドルオタクになります。アイドルは実際に存在しますし、最近は会いに行けるアイドルという形から、アイドルオタクが増えているようです。学校内でも、アイドルのTシャツを着た人をよく見かけます。こういった人は、自分がお金を浪費していることに気が付きながらも、ついついライブに行ってしまうようです。

レベル③ アニメオタクになる

 レベル②を過ぎると、アニメオタクになります。レベル②を通り越して③もあるかもしれません。実際には存在しないアニメのキャラクターをお金と時間を浪費するようになります。ゲームに課金なんかもし始めます。

レベル④ ゲイになる

 正直、これはネタだと思います。まずいませんし、噂も聞いたことがありません。閉鎖的な環境にいつづけるとこうなるのでしょうか?

レベル⑤ ロボットに恋をする

 レベルはよくわかりませんが、ロボットに恋をするという噂を聞いたことはあります。私もロボコンをやっていたのでわかりますが、これはないです。もちろん愛着という意味では、ロボットを非常に大切にしたい思いはあります。これもネタだと思います。

 

自分の体験談

 自分の考えでは、レベル①は多いのかなと思います。①のあとは②or③に進むと思います。このレベルは男子校なんかと変わらない気がしますし、高専病というのは大げさかなと思います。レベル④、レベル⑤は正直ネタだと思います。高専生は自虐したがる人が多いので、こういう話が生まれたんだと思います。実際、ネットだとよく見かけていましたが、入ってからはそんな話をすることはほぼありませんでした。

 

 

 以上、高専生が語る高専病でした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。

 

高専からの留学

 私は現在、高専の5年生です。高専は意外なことに、留学する人が多いです。普通科高校なんかよりも断然多いです。短期留学も含め、休学して留学する人もいます。今回はそんな、高専からの留学について解説します。

 

 

高専からの留学

意外と力を入れている海外留学

 高専といえば理系の学校であり、あまり海外留学に力を入れているイメージはないかもしれません。ですが、実は最近は海外に高専を作ろうとしていたり、協定を結んだりと、海外留学に力を入れています。短期留学に関しては、かなりの数のプログラムがあります。大学や、ホームステイなどのプログラムもあったりします。各高専は一つ以上の協定校があると思います。その学校との交流や、別の高専の協定校へ留学することもできます。こういった、高専が協定を結んでいる留学は短期留学がほとんどだと思います。また、休学して留学する人もいます。休学は留年に含まれないため、気にせず留学することができます。復学すると一つ下の年代の人と同じクラスになりますが、留年している人も多いのであまり気にはならないと思います。

 

協定による留学

 

 期間

 短期留学がほとんどだと思います。具体的には一週間から一ヶ月ぐらいだと思います。学校が協定を結んでいるだけあって、夏休みや春休みなどの長期休暇に多く、学業に支障をきたすことはありません。

 留学先

 色々あります。アジアだけに限らず、北アメリカもありますし、オセアニアなんかもあります。

 留学形態

 こちらも色々あります。大学で勉強をしたり、ホームステイをしたり、学会発表をしたりします。大学で勉強するのも短期間ですし、簡単なことしかしません。学会発表もそんなに難しいことはしないはずです。

 費用

 学校が一部を負担してくれるので、少し安くなります。どれくらい負担してもらえるかは、学校や行先によります。

 

自分で手配する留学

 

 期間

 個人の自由ですが、長期が多いと思います。短期なら学校のプログラムでいいので、長期で留学したい人が多いのだと思います。基本的に一年間が多いです。

 留学先

 これも個人の自由ですが、アメリカ、カナダ、中国、オーストラリアが多いような気がします。探せばいくらでもあると思います。

 留学形態

 大学に通う人が多いかなと思います。

 費用

 基本的に自費ですが、探せば奨学金を受けたりはできると思います。中には、全額補助してもらえるプログラムもあります。 

 

 

 以上、高専からの留学についてでした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。