ヨシノの日記

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学習到達度試験について

 私は現在、高専の5年生です。高専は中学校卒業後に入学し、5年間通います。高専普通科高校と違い、進学することを目的とされているわけではありません。そのため模試はありませんが、全国の高専生が受験する学習到達度試験というものがあります。

 

 

学習到達度試験

学習到達度試験とは

 国立高等専門学校では、教育内容・方法の改善や、学生の主体的な学習姿勢 の形成を促すことを目的として、全国立高専が一斉に行う「学習到達度試験」を平成29年度まで実施していました。
高専の教育カリキュラムや教えている時期、内容は同一ではありませんが、 「学習到達度試験」という統一試験を実施して学習到達度を調査することによ り、教育の充実に役立てています。

 

試験の内容
試験科目 「数学」、「物理」の2科目
試験時間 1科目90分(ただし、平成25年度試験より、各教科において8領域を超えて選択する場合に限り、試験時間を110分を限度として延長することができる。)
対象者 第3学年
受験単位 各高専の学科単位で受験
学習領域 「学習領域・到達目標」に掲載
出題領域数 「数学」10領域 「物理」9領域
※「数学」及び「物理」は試験時間90分に対し8領域を標準として問題を作成
領域選択 各高専の学科単位で出題領域と領域数を選択

  学習到達度試験より引用

 

 要するに、全高専の三年生が同時に受ける試験です。ただし、受ける範囲は学校により異なります。同じ高専内では範囲は同じだと思います。他高専と比べる意味もあるかもしれませんが、各高専内で学科を超えて比較する意味が強い気がします。

 

メリット

 学習到達度試験は成績に直接は関係しませんが、真面目に受ける人にはメリットがいくつかあります。そうでない人はただの面倒な行事です。

 

表彰される

 成績優秀者は学校に表彰されます。対象者はそれぞれ学年でトップ3です。これは履歴書や内申書にも書けるものです。学科を超えてのテストはあまり多くなく、あっても先生が違ったり、過去問の有無で有利不利があります。ここで受ける試験で真の実力者が分かります。

 

成績に加味される

 これは学校によるかもしれませんが、数学は数学の成績点に、物理は物理の成績点に加味されることがあります。割合はわかりませんが、学科順位を考えるなら真面目に受ける必要があります。

 

編入試験の勉強になる

 学習到達度試験の範囲は非常に広く、それまで習った範囲全てが範囲となるようです。そのため復習にはもってこいで、これをきっかけに編入試験の勉強を始めるといいと思います。

 

 試験は年明けすぐだったと思います。あまり本気で受ける人はいないので、本気で勉強すれば十分チャンスがあります。編入試験を考えている人はこれをきっかけに勉強を始めてもいいと思います。 ホームページに過去問が載っているので早めに勉強を始めておくことをおすすめします。

 

 

 

 以上、学習到達度試験についてでした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。