高専で留年しないためには?
私は現在、高専の5年生です。高専の特徴として、留年率・退学率が非常に高いことがあります。高専で留年しないための方法を解説していきます。
高専生の留年・退学
高専生の留年・退学について
高専生の留年は一般的な大学と同じです。単位制の学校なので、単位が取れず、進級に必要な単位数に満たなければ、原級留置いわゆる留年になります。単位制の高校もありますが、高校ほど甘くはないです。
退学も同様で、留年しても単位がとれず、学校に在籍できる年数の上限をこえてしまうと退学となります。具体的な年数は忘れてしまいましたが、7年程だと思います。
どのくらいの人が留年するのか
これは「高専 留年」でググるとたくさん出てきます。詳しい数字は省略しますが、普通科高校の100倍の留年率で、学年の全体の2割から3割が留年するそうです。思い返してみると、確かに私の学年も2割ほど留年しています。ちなみに、上から降りてきた人が気が付いたら下の学年になっているということも普通にあります。
そんなに進級するのが難しいのか
では、そんなに進級するのが難しいのかと言われるとそんなことはありません。むしろ進級は簡単です。 単位を落とさせてしまうと、その担当の先生も上の人に怒られてしまうそうで、基本的には再テストを実施してくれます。さらには補習をしたり、課題提出で単位を満たすようにしてくれる先生が多いです。
留年する人の特徴
高専で留年しないためには、3つの要素が関係します。各要素が最低限あり、その要素の合計がある程度あれば留年しません。留年する人は以下の3つの要素のどれかを全く持たない人か、その合計がある程度に達しない人です。
①頭の良さ
当たり前かもしれませんが、頭が良ければ留年しません。勉強しなくてもテストで高い点数が取れる人は留年しません。
ただし、最低限の提出物を出すことと、出席日数を満たすように注意してください。実験実習などの実技を伴う科目は、提出物を提出しないと単がもらえません。また、出席日数についても同様です。これを守らないと、先生もどうしようもなくなってしまいます。
②真面目さ
遅刻はせず、欠席ももちろんせず、提出物もしっかり自力で解き、期限に間に合うように提出し、授業も真面目に受ける人は留年しません。真面目な学生に対しては、先生も好意的です。仮に試験で点数が悪くても、特別補習を設けてくれることがあります。
ただし、最低限の頭の良さは必要です。どんなに勉強しても全く身につかないようでは意味がないです。
③コネの多さ
これは意外かもしれませんが、コネの多い人は留年しません。特に、先輩、同級生とのコネが多い人は留年しません。理由は過去問、過去レポが手に入るからです。高専や大学では、同じ先生が同じ科目を何年も担当することがあり、過去問に傾向があります。中には、まったく同じ問題をだしてくる先生もいます。こんなときに過去問や過去レポを持っている人は非常に有利です。効率よく勉強でき、留年することはありません。
ただし、最低限の真面目さと頭の良さは必要です。理由は上の二つと同じです。特にレポートを過去レポートそのままで提出してしまうと、ばれてしまうことがあります。ばれてしまうと、その科目の点数がなくなってしまったり、見せてもらった先輩の単位もなくなってしまうかもしれません。そもそも、この方法では実力がつかないので、いつか苦労します。
以上、高専で留年しない方法でした。何か質問等あればコメント、ヨシノ (@sakurax_htn_tw) | Twitterに連絡いただければ、お答えします。